代表者挨拶
「風と海の学校 あきた」は令和6年春に洋上風力発電に関する訓練センターとして開所いたします。
この訓練施設は、洋上風力関連の人材を輩出するというビジネスとしての関わりのみならず、教育・人材育成にも資する地方創生の拠点となること、また産官学と連携することにより、センターを核とした有意義な活動を広めることも目的としています。
例えば、最大の特徴である「学校内に訓練センターを開設する」という点により、学生がプロの作業技師や船員を目の前にでき、本格的な訓練施設を見学・体験できるようになります。
この「触れる」という経験により、洋上風力や海事産業に対して興味を持つ学生が増えることも期待しています。
本センターを起点とし、男鹿市や秋田県が洋上風力に関するヒト・モノ・情報の集まる産業クラスターとなり、そこに知識や経験が蓄積されることで、我が国の洋上風力発電の発展に貢献できることを願います。
また、今回の設立においては、秋田県、男鹿市、男鹿海洋高校のサポートに加えて、連携する秋田県内の訓練センター「秋田塾」(東北電力リニューアブルエナジー・サービス社運営)の協力なしには進めることができませんでした。本事業に携わってくださっている全ての方へこの場をお借りして感謝の気持ちを申し上げます。
秋田オフショアトレーニングセンター株式会社
代表取締役社長
横山 勉
ロゴに対する思い
「風と海の学校 あきた」のロゴデザインは、男鹿の自然が生み出す追い風が強いエネルギーを生み出し、大きな時代の流れを呼び起こすさまを、躍動感をもって表現しています。それは、産・学・官が連携し、プロフェッショナルな人材育成を行う当施設の理念と使命を、シンボルとして体現したものです。
ロゴマークは、波のひとつを捉えた台形の中に、海洋の大きな流れを作り出す「風」と、そこから生み出される新たな時代のエネルギーを意味する「矢印」を組み合わせて構成されています。
また、全体を俯瞰すると、 ⺇(かぜかんむり・かぜがまえ)という形が浮かび上がる仕組みとなっています。
ロゴタイプは、親しみのあるゴシック体の文字を傾斜させることで、「あきた」から新たな流れを作り出す「勢い」と、可能性の「伸び」を表現しています。
当施設が提供する高度な訓練内容を体現しながら、親しみやすさを表現するため、いさぎよいロゴマークと、柔らかなロゴタイプを組み合わせました。
男鹿海洋高等学校実習棟内に展開する「風と海の学校 あきた」。その絶対的な安全性と信頼性を象徴するロゴデザインを、さまざまな意味と想いを内包したビジュアルアイデンティティとして設計しました。
風と海の無限の可能性に包まれたこの地から、地域の皆様と共に新たな時代のエネルギーを生み出します。
mi e ru 石川マサル・渡辺恵