センター概要

「風と海の学校 あきた」は、洋上風力発電の総合訓練センターです。
北日本の洋上風力及び海事産業における人材開発の一端を担う当施設は、産官学の連携の下、県立男鹿海洋高等学校実習棟及び旧船川南小学校の一部を活用してGWO基礎訓練、STCW基本訓練、シミュレータ操船訓練等を提供する訓練施設です。
品質と安全を軸に、洋上風力と海事産業を中心とした人材開発を促し、地域経済や関連産業の発展への貢献を目指します。
施設案内

「風と海の学校 あきた」改修デザインについて
この施設は、秋田県立男鹿海洋高校実習棟の一部やプールを利用して、洋上風力発電総合訓練センターへ改修整備するという全国でも画期的な取り組みです。産官学が連携し、次世代の洋上風力発電関連人材育成をサポートし、社会的な関心の向上を図ります。
内装の改修設計では、秋田・男鹿の<自然豊かな海と森>を空間コンセプトとしてデザインをしました。
最新の航海シミュレータが設置される実習棟1階の「海の間」(現航海シミュレーション室)は、美しい海上をイメージしたブルーの床と壁、天井には本物の木材を極薄に加工した内装材を使用しており、秋田の豊かな木の文化を体感できます。廊下側の壁には大きな窓を設け、シミュレータが通路からも眺められる開放的な空間です。航海シミュレータやその訓練の様子が、学生の皆さんだけでなく、施設利用者や近隣住民の皆さんにとっても日常的な景色となるよう意図しました。そうした体験が洋上風力発電産業への関心を高め、将来の海洋人材の育成にもつながることを期待しています。
2階には、「風と海の学校 あきた」の事務拠点となる「風と海の学校 あきた 受付」(現情報技術室)と、研修用の講義および休憩用の「風の間」(現通信実習室)の2つの部屋があります。どちらも神秘的な男鹿の森をイメージし、白とグリーンを基調としたスペースに改修しました。可動間仕切りのある講義室は、大人数での講習に対応する一室利用にも、講義と受講生休憩スペースとして二室での同時使用も可能です。
今回のプロジェクトは、少子化の中で必然的に起こりうる現代の社会課題に対するひとつの対応策を提示しているとも言えます。男鹿海洋高校を舞台に、「風と海の学校 あきた」の物語が始まります。
コードアーキテクツ 小杉栄次郎・菅澤容子
アクセス
東京からのアクセス
※秋田空港 リムジンバス時刻表は、秋田中央交通 公式サイトへ
※受講生の方は男鹿駅から訓練センター(男鹿海洋高校)まで無料送迎車をご利用いただけます。
- 秋田駅→男鹿駅
07:41→08:37
- 男鹿駅→秋田駅
15:38→16:37
17:03→17:56
18:05→18:56
男鹿駅周辺地図
お車でお越しの方にも、男鹿駅前から送迎車にご乗車いただきます